Deutscher Schmuck - ドイツのジュエリー

Deutscher Schmuck - ドイツのジュエリー

Anna’s Purple Emeraldはこれまで、UK、France、Italy、USA、Indoのヴィンテージ・ジュエリーの魅力をご案内して参りました。

ですが、まだ未開の分野はたくさんあります。

ヨーロッパは私たち島国に住む日本人にとって、さまざまな根本的相違が融合した全く異なる条件下にある土地です。

そこに対して、自ずと興味や好奇心が湧くのは当然のことですし、サスティナブル・ライフスタイルの起源となるさまざまな取り組みと活動は、1972年のストックホルム会議以降、ヨーロッパ各国が牽引してきたと言っても過言ではないです。 

当店が力を入れているヴィンテージ・ジュエリーは、私たちの装いや心に豊かさを与えてくれるだけではなく、その歴史的背景と文化的性質を知り、共感できるという教養部分にも役立ちます。

そのような目的からもドイツのジュエリーは外せないと考えました。 

ドイツは歴史的には4世紀から6世紀にかけての「ゲルマン人の大移動」によって、北方(スカンジナビア半島)から移住してきた民族です。文字を持たず、非平和的な鉄器や武器によって、ローマ帝国への侵攻を繰り返した軍事的征服者です。パンとワインを食べるヨーロッパ人に対し、ドイツ人は肉とビールを食べるという違いがあるように、今でもドイツは異質の国民性を持っています。

1809年、ナポレオンとの戦いに敗れたプロセイン王室は、賠償金の支払いにロイヤル・トレジャーの中でも宝石類と食器を充てました。その中に貴金属類を含まなかったことは象徴的です。彼らは異なる価値観を持ち、特に金属加工については秀でた能力がありました。18世紀ごろに作られたジュエリーは、有名なミニチュア・ゴールド・ワークに顕著に見られるように、高価な宝石よりも繊細な金属加工とセンティメンタルなヘアー・ジュエリー、エナメル・ワークなどの労働集約的なものが高く評価され、技術やスキルと共に愛情表現が高く評価されました。

このようなことを念頭に、ドイツのジュエリーを手に取ると、やはりその技術力の高さがわかります。特に一つ一つのジュエリーの金属細工が秀でています。小さな部品一つに注目するとよく分かります。

今回は厳選した若干数のみの入荷ですが、ぜひ皆様にはお手にとって頂きたい逸品ばかりです。

引き続き、ドイツのジュエリーについては良いものが見つかり次第、ご案内して参ります。どうぞお楽しみに。

 

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