Art Deco and Pastoral Style

2023年5月28日

ご来店いただきまして、ありがとうございます。

ヴィンテージやアンティークのアイテムが時として、とても新鮮で、不思議とモダンなファッションに見えてくることがあります。

翻って、自分自身がヴィンテージとしてのお年頃を迎え、新品のキラキラとしたものよりも少し色褪せて熟成した物の方が、似合うようになってきたことも否定できません。

今回は、1920年〜1930年ごろにかけて流行したArt Decoスタイルと、Pastoralスタイルをオリジナル・スタイルでご紹介いたします。上の写真にあるコーディネートは、ラフなブラック・トップスに合わせて、簡単に取り入れられるアール・デコ＆パストラル・スタイルです。

アール・デコの特徴は、はっきりと分かり易い色、正対象的な形を象った幾何学的形状と、それを強調するオーガニックな曲線美といえます。当時の女性たちは短い髪につけぼくろ、レースやフリンジなどを施したラフなドレスに煙草を咥えた都会的なファッションを楽しみました。

一方、パストラルは、田舎の自然美や牧歌的な情景を表現する芸術活動で、ごくナチュラルな造形や自然美を表します。現在、新国立美術館で開催中の「LOUVRE」展では、Pastoralを題材とした作品が多く見られます。情緒的な絵画が多く、当時のヨーロッパでは、自然は人間活動の中でロマンティックな題材とされていたようです。

お店のコレクションでは、主にフランスとイギリスのアンティークとして、この二つの特徴的なアイテムを複数点リストアップしております。

いつものスタイルに、少しの成熟感とクラス感をアドオンしてくれる大人のジュエリーをぜひ、ご覧ください。